ひとつを選ぶ
何のコマンドも動いていないとき、カーソルは選択の道具です。
図形をクリック=選ぶ。続けてクリック=選択に加わっていきます。
何もない空白をクリック=全部の選択が外れます。
つながっている線を、まとめて選ぶ
線や円弧を2度押し(ダブルクリック)すると、そこから端点で
つながっている線を、まとめて選びます。
- 四角は線4本でできているので、これで4本とも一度に選べます。
- 通り芯や壁のように長く連なっているものも、ひと掴みです。
- 分かれ道があれば、その先もついてきます。何本選んだかは左下の履歴が必ず言うので、多すぎたら Esc で選び直せます。
- これも「選択に加える」なので、前の選択は消えません。
窓で選ぶ(窓選択)
空白から左ボタンでドラッグして、枠を張ります。
- 左から右へ=実線の青い枠。枠に完全に入った図形だけ選ぶ。
- 右から左へ=点線の緑の枠。枠に触れた図形も選ぶ。
多くのCADと同じ作法です。窓選択は「選択に加える」なので、
何度かに分けて集められます。
重なっている図形
図形が重なっている場所では、Tab を押すと候補が切り替わります。
つまみ(グリップ)
図形を選ぶと、線の端と中点に小さな四角(つまみ)が出ます。
- 端の□を掴む=その端を伸ばす/縮める。伸ばす先をクリック。または、伸ばしたい方へカーソルを向けて数字+Enter=その距離。直交(F8)を効かせると90度で伸ばせます。
- 中点の□を掴む=線ごと動かす。
- Esc=やめる(線は一ミリも動きません)。
コマンドを一度も打たずに線が伸びる、本家ゆずりの手です。
ポリライン(四角・多角形)のつまみ
形で見分けます。つまみを見れば、何ができるか分かります。
- □(正方形)=頂点。掴むとその一点だけが動きます。
- ▭(長方形)=辺の中点。掴むとその辺ごと平行に動きます(両端の頂点が一緒に動く=辺の向きは変わりません)。
線分の□と形を分けてあるのは、できることが違うからです。
- 伸ばす先をクリック/数字+Enter=どちらも線分と同じ手です。
- 角丸の辺(弧)には中点のつまみを出しません。弧の真ん中は弦の真ん中とは別の場所で、そこに印を置くと嘘になるためです。
- 頂点がとても多いポリラインには、つまみを出しません(画面が四角で埋まって、かえって掴めなくなるため)。そのときは触ると「つまみは出していません」と札が言います。
右クリック=思い出す場所
「あの機能、なんだっけ?」と思ったら、右クリックです。
鍵を覚えていなくても、ここから辿り着けます。
- 図形を選んで右クリック=その図形にする用事が並びます。切り取り・コピー・貼り付け/移動・複製・回転・鏡像・削除/現在画層へ・この画層を現在に・画層に従わせる/字高…・文字を編集・仮想交点/部品化・プロパティ。
- 何も選ばずに右クリック=図面ぜんぶへの用事が並びます。貼り付け・元の場所へ貼り付け/全選択・取り消し/エイリアスボード(鍵の一覧をひらく)。
- 各行の右端の字は、その一行を呼ぶ手の早道です。鍵のあるものは鍵(⌘C など)、無いものは小窓の言葉(M・CO)。⚠️鍵をエイリアスボードで替えると、ここの字も一緒に変わります。
- 作図や配置の最中の右クリック=「中止・終了」です。(複製の連続貼りを終える・ハッチの点を一つ戻す、など)
コピーと貼り付け
- ①図形を選んで ⌘C(コピー)か ⌘X(切り取り)。
- ②⌘V(貼り付け)を押すと、束がカーソルについてきます。
- ③置きたい所をクリック=そこへ置かれます。続けて何度でも置けます。終わるのは右クリックか Enter。
- ⌘⇧V=控えた時と同じ座標へ、そのまま置きます。⚠️同じ図面の中では使えません(元の絵にぴったり重なるだけになるため)。献立でも薄くなります。=別のタブへ、同じ座標で持っていくときの道具です。同じ場所へ重ねたい日は、⌘V で同じ点をクリックしてください。
- 別のタブへも貼れます。行き先に無い画層は、色と線種ごと連れて行きます(部品の原本も一緒に旅をします)。
- 小窓の言葉でも呼べます=COPYCLIP・CUTCLIP・PASTECLIP・PASTEORIG・SELALL(本家と同じ名前です)。
ホバー(触れるだけ)
図形にカーソルを寄せると、正体の札が出ます。
押す前に「これは何か」を知ることができます。
十字の色を変える
十字は、この画面でいちばん長く見つめる線です。
どの色が見やすいかは、人によって違います。変えられます。
道具棚の「設定」→ 見た目 → 十字の色。
押すたびに次の色へ変わります(青緑・白・黄・黄緑・橙・桃・空)。
板は浮いていて図面を隠しません=十字を見ながら比べて決められます。
※七色に無い色がよければ、設定の蔵(下記)に「十字の色 #FF00AA」のように書けば、その色になります。設定の蔵=設定の板で選んだことを覚えておく、文字だけのファイル。メモ帳で開けて、手で直せて、そのまま人に渡せます。
十字の大きさ・太さを変える
同じ「設定」→ 見た目 の中に、二つ並んでいます。
- 十字の大きさ=%。100 で画面いっぱい(初めからこの姿です)。小さくすると、腕の短い十字になります。線の込んだ図面で「どれが自分の十字か分からない」時は、小さいほうが楽です。(CURSORSIZE と同じ物差し。同じ数字が使えます)
- 十字の太さ=px。1 が初めの細さ。2 にすると、はっきりします。見やすくしたい時は、長さより太さのほうがよく効きます。
どちらも押すと、その場の欄が受付になります。数字を打って
Enter=決定、Esc=中止です(設定の板の数値はみんな同じ)。