プロジェクト(PROJ)=図面の目録
大きな仕事では、図面が何十枚にもなります。フォルダを眺めても
「これは何だっけ?」がファイル名からは分かりません。
プロジェクトは、その一枚一枚が「どこに在って、何なのか」を
覚えておく目録です。
開き方は二つ。リボン「出力」のいちばん左の「プロジェクト」ボタンか、
小窓に PROJ →Enter。
起動したら、まずこの板が出ます
どこから始めるかを三つで聞きます。
- ①プロジェクトを開く=前に作った目録の続きから。
- ②新しいプロジェクトを作る=この現場の目録を新しく。
- ③図面だけ開く=プロジェクトは作りません。いつもの「開く」と同じ扉で、この板は閉じます。
※前に開いた目録があれば、その続きが最初から出ます。
※要らない人は帯の「次回から出さない」。設定の板の「起動時にプロジェクト」でいつでも戻せます。
図面を目録へ入れる(足元に四つ)
- + フォルダごと=現場のフォルダを選ぶと、その中の図面をサブフォルダまで探して、まとめて入れます。何十枚でも一手。仕切り(見出し)は、その図面が入っているフォルダの名前がそのまま入ります。フォルダで分けてあれば、それがツリーです。※PDFは拾いません(図面でないPDFまで入るため)。
- + 選んで加える=要る図面だけを選びます(複数選べます)。PDFもこちらなら入ります。
- + この図面を加える=いま開いている一枚を入れます。
- 新しい図面を作る=この現場に新しい図面を産んで、名前を付けて、目録に載せて、そのまま開きます。
目録を整える(行の右に四つ)
- 上下の三角=並べ替え。押して持ち上げ、置きたい行を押すとその手前へ入ります。見出しを押すと、その仕切りの最後へ。引きずりません(押すだけ)。やめるときはもう一度押すかEsc。
- フォルダの絵=この図面の仕切りを打ち替えます。空のままEnterで、未分類へ戻ります。
- 鉛筆の絵=覚書。「2階 平面図 S=1:100」のように書いておくと、これが「これは何だっけ?」への答えになります。
- × =目録から外します(図面そのものは消えません)。
※見出し【平面図】を押すと、仕切りの名前ごと打ち替えられます(その仲間ぜんぶが一緒に動きます)。
※指を置いた道具の名前は、板の上の一行に出ます。
開き方
名前をクリック=その図面を開きます。もう開いている図面は
開き直さず、そのタブへ移ります(●=いま見ている図面/
○=別のタブで開いている図面)。
大事なこと
- 目録は図面を抱え込みません。DXFはいつもの場所にそのまま在りますし、他所のCADでも今までどおり開けます。
- 行の × は「目録から外す」だけです。図面そのものは消えません。
- 目録(.kadproj)はただのテキストです。メモ帳で開いて手で直せます。「#」で始めて書いたメモも消えずに残ります。手で直したら、足元の「読み直す」を押すと画面に出ます。
- 図面が見つからないときは、赤で「見つかりません」と出ます(移動したか、消されたか)。
開く(⌘O)
DXF・DWG・PDF・JWW・STL が開けます。
- DXF=この家の母国語。そのまま開いて、そのまま保存。
- DWG=Mac版のみ、翻訳係(LibreDWG)が居れば開けます。開けないときは、送り主に「DXFで」と頼むのが一番の早道(どのCADにもDXF書き出しは付いています)。
- PDF=線の入ったPDFなら、図面として取り込めます。束のPDFは「線がいちばん多いページ」を自動で選びます。外れたら小窓に PAGE 4(=4ページ目に入れ替え)。
- JWW=Jw_cadの図面。縮尺は実寸へ翻訳して迎えます。
- STL=立体の部屋で開いて、回して見られます。
保存(⌘S)
保存はDXFそのもの=どのCADでも読める形です。
よその形式(DWG・PDF・JWW)から来た図面は、元を守る
ため必ず別名で聞きます。元のファイルは無傷です。
CAL / 実寸合わせ
PDFなどから来た図面は、大きさが実寸とは限りません。
- ①小窓に CAL →Enter(「実寸」でも呼べます)。
- ②図面に書いてある寸法(例「1208」)の両端を、スナップでピタリと2点指します。
- ③その実際の長さを小窓に打つ→Enter(例 1208)。
- ④別の寸法でもう1ヶ所測ると検算=図面の健康診断。
- ⑤空Enter=実行。図面全体が実寸になります。
単位(物差しの取り替え)
他所の図面が違う物差しで描かれていたとき、図面全体に倍率を
掛けて揃えます。換算の基準は MM=1作図単位。
単位 IN=インチの図面を ×25.4。単位 MM IN=逆に ÷25.4。
単位 尺=尺の図面を ×約303。二つ目を省くと基準の1へ直します。
使える言葉=MM・CM・M・IN・FT・YD・MIL・DM・寸・尺・間。
自動保存
描いている間、控えを取っています。万一正しく終われなかった
ときは、次の起動で回復します(保存は別名で聞きます)。
それでも、こまめな ⌘S がいちばんの守りです。