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8. 作図の手順

L / LINE(線分)PL / PLINE(ポリライン)閉じたポリラインにする】(3D の押し出しで立体になるのは、閉じた形です)C / CIRCLE(円)A / ARC(3点円弧)EL / ELLIPSE(楕円)SPL / SPLINE(スプライン)=自由な曲線REC / 四角POL / ポリゴン(正多角形)GRID / 通り芯W / 壁WW / 柱まわし=柱を順にクリックすると、壁が回るDT(文字記入)=一行の文字を、枠で置く文字の基準(九マス)は、いつでも変えられます文字の書体=標準・細・太・機械彫刻から選べますMT(段落文字)=改行のある注記を、枠の中へ流し込む段落文字と、ふつうの文字(DT)の使い分け他所の図面から来た段落文字LE / 引出線H / ハッチ建築記号(記号)=梁・柱・基礎・耐圧盤・レベル・矢視・図面名それぞれの姿と、打つ欄分野を「機械」へ=幾何公差と三角法の記号分野を「電気」へ=配線用の図記号(住宅の内装)分野を「設備」へ=給排水・衛生の図記号
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L / LINE(線分)

  1. ①
    リボン「線分」か、小窓に L →Enter。
    ①
    ①
  2. ②
    1点目をクリック(または 1000,500 と絶対座標で)。
    ②
    ②
  3. ③
    2点目をクリック(@1000,0 や、向き+数字でも)。
    ③
    ③
  4. ④
    そのまま連続で引けます。やめるときは Esc。
    ④
    ④

PL / PLINE(ポリライン)

  1. ①
    リボン「ポリライン」か、小窓に PL →Enter。
  2. ②
    1点目→次の点→次の点…とクリック(数字での指定も線分と同じ)。
  3. ③
    右クリックか Enter で完成=ここで「一本の図形」になります。U を押すと、打った頂点を一つだけ戻せます。Esc は描きかけを捨てます。

閉じたポリラインにする】(3D の押し出しで立体になるのは、閉じた形です)

  • 描いている途中で C を押す=最後の点から始点へ辺を足して閉じます。小窓に C(または 閉じる)と打っても同じです。
  • 始点をクリックしても閉じます。描いている途中の点にも吸い付くので、始点に「端点」の印が出たらクリック=そのまま閉じた形になります。
  • 閉じるには頂点が3つ以上要ります(2つでは往復の線にしかなりません)。
  • 線分との違いは「一本かどうか」だけです。線分は一手ごとに別々の線が生まれ、ポリラインは終えたときに一本にまとまります。
  • 外形線・敷地の境界・配管の経路など、あとで丸ごと選びたい線に。
  • 他所のCADのポリラインも一本のまま開き、保存でも一本で返します。
  • トリムでは、ポリラインをそのまま切れます(一本のまま)。閉じたポリラインを切ると、開いた一本になります。ふくらみ(円弧の辺)も、途中で切れば正しく分かれます。自分と交わった所でも切れます(行き過ぎた尻尾を落とせます)。切った両端がぴったり出会ったら、閉じたポリラインになります。
  • 基準線にも選べます(ここまで刈る・ここまで延ばす、の相手)。
  • フィレット・面取りは、ポリラインの角に効きます(十五期百三十九号)。隣り合う二つの辺をクリックすると、その間の角が丸く(斜めに)なります。※弧を別に産まないので、一本のままです。他所のCADでも一体で開きます。
  • 複線(O)は、ポリラインを丸ごと平行に太らせます(十五期百四十号)。
  • 分割(DIV)は、全長を弧長で等分して点を並べます。閉じた形はちょうど count 個・開いた形は両端に置かず count-1 個。

C / CIRCLE(円)

  1. ①
    小窓に C →Enter。②中心をクリック。
  2. ③
    円周が通る点をクリック。半径を数字で決めるなら、小窓に 4000・R2000・D8000(直径)のように打ちます。

A / ARC(3点円弧)

  1. ①
    リボン「円弧」か、小窓に A →Enter。
  2. ②
    始点→③弧が通る点→④終点、と3回クリック。3点目からは弧がカーソルについてきます。Escは一手だけ戻る=終点で迷ったら通過点から置き直せます。
  • 線の端点や交点にスナップが効くので、つながる弧が正確に。
  • PDFの下絵をなぞるときは、曲線の上を3回突くだけです。

EL / ELLIPSE(楕円)

  1. ①
    リボン「楕円」か、小窓に EL →Enter。
  2. ②
    軸の端点→③軸のもう一端→④残り半分の幅、と3回クリック。3点目からは楕円がカーソルについてきます。Escと右クリックは一手だけ戻ります。
  • 3点目を軸より長く取ると、そちらが長軸の縦長になります(長いほうが自動で長軸=本家と同じ約束)。
  • 保存はDXFのELLIPSEそのまま=他所のCADでも楕円のまま開けます。

SPL / SPLINE(スプライン)=自由な曲線

  1. ①
    リボン「スプライン」か、小窓に SPL →Enter。
  2. ②
    曲線に通したい点を、次々クリック(3点以上)。打つそばから、なめらかな曲線がカーソルについてきます。
  3. ③
    右クリックか Enter で完成=一本の曲線になります。U=打った点を一つ戻す/Esc=描きかけを捨てる(PLと同じ)。
  • 曲線は打った点を全部、正確に通ります(雲形定規の作法)。
  • 打った点(通過点)は、あとから吸着で掴めます。通り芯や他の線を、その点にぴたりと合わせられます。
  • 敷地の等高線・道路の線形・意匠の曲線などに。
  • 保存はDXFのSPLINEそのまま=他所のCADでも一本の曲線のまま開け、通過点も一緒に渡るので、あちらでそのまま編集できます。

REC / 四角

  1. ①
    小窓に REC →Enter。②1点目→対角の点をクリック。大きさで決めるなら、2点目の代わりに 700,700(幅,高さ)。
  • REC C 10=面取り10の四角/REC F 15=角丸R15。0 を打てば解除です。
  • 四角は一体のポリラインです(十五期百三十九号)。どの辺をクリックしても四角ぜんぶが選べます(一発選択)。四隅と四辺の中点は、今までどおり全部スナップできます。複線(O)は四角ごと平行に、分割(DIV)は周りを等分します(十五期百四十号)。一辺だけ使いたい日は X(分解)で。

POL / ポリゴン(正多角形)

  1. ①
    リボン「ポリゴン」か、小窓に POL →Enter。POL 6=正六角形(辺の数を先に決められます)。
  2. ②
    中心をクリック。③半径の点をクリック(数字+Enterでも)。
  • 描いている間、画面の下に帯が出ます。辺の数(3 4 5 6 8 10 12)と、内接/外接をそこで選べます。← → でも辺の数を一つずつ増やしたり減らしたりできます。
  • 内接=角が円に載る(半径は中心から角まで)。
  • 外接=辺が円に接する(半径は中心から辺まで)。※六角ボルト・ナットの「二面幅」は外接です。二面幅24のナットなら、外接で半径12。内接で12を打つと、ひと回り小さい別の部品になります。
  • 産まれるのは一体の閉じたポリライン(四角と同じ)。一発で選べて、ハッチも複線もそのまま効きます。
  • 向きは、半径の点をどちらに取るかで決まります(真上を指せば頂点が上、という具合)。

GRID / 通り芯

全体の姿
全体の姿
  1. ①
    リボン「通り芯」か、小窓に GRID →Enter。
    ①
    ①
  2. ②
    下の帯で、ピッチと本数を決めます。Xピッチ 1820・X本数 6 =1820の間隔で、芯が6本(列の数)。Yピッチ・Y本数も同じ書き方です。ピッチ欄には「1820*4, 910」と並びも打てます(不等ピッチ)。=910 や 455 が混じる実務の芯は、こちらで。
    ②
    ②
  3. ③
    置く場所をクリック。スナップが効くので、図枠の角にもぴたりと置けます。原点(0,0)に置くなら【原点に置く】を押します。
    ③
    ③

打つそばから、格子のゴーストが育ちます(置く前に姿が見えます)。【符号 紙mm】=符号の丸(X1・Y1)の直径。紙のmmで打ちます(JIS A 0150 は 9mm)。図面ではページ設定の縮尺の分母倍になります(1:100 なら直径 900)。※狭いピッチ(910 など)で符号が重なる日は、ここを小さくします。=全部の符号が同じ大きさのまま、きれいに収まります。【延長】=芯を建物の外へ伸ばす長さ(図面の単位)。0 か 空Enter で自動(丸の半径×4)に戻ります。

W / 壁

  1. ①
    リボン「壁」か、小窓に W →Enter。距離は小窓に W 100,100(=厚200)。W 0,150 =クリックした線の位置に一本+150(0=スナップ点そのもの)。
  2. ②
    点を順にクリックします(線分やポリラインと同じ呼吸です)。二点で終わりにするなら、そこで右クリックか Enter=一本の壁になります。三点、四点と続ければ、曲がり角は自動で継がれます(面がつながります)。
  3. ③
    右クリックか Enter で置く。Esc=打ちかけを捨てる/U=置いた壁を戻す。
  • F8=直交(水平・垂直だけ)。極トラも効きます。
  • 数字+Enter でも打てます(「通り芯から2000」がそのまま言えます)。
  • 柱(閉じたポリライン・円)を貫くと、柱の中で切れます(柱残しの術)。
  • 鋭すぎる角は、継がずに角を落とします(細い針が伸びるのを避けるため)。

WW / 柱まわし=柱を順にクリックすると、壁が回る

  1. ①
    リボン「柱まわし」か、小窓に WW →Enter。
  2. ②
    下の帯で決めます。【厚】150 のように打ちます(式も打てます)。【外面合わせ/センター/内面合わせ】=壁をどこに置くか。外周の壁は柱の外面にツラ、内部の壁は芯のセンター、が現場の普通です。【一体化/柱残し】=柱の輪郭も溶かして一本の外形にするか、柱を残すか。
  3. ③
    柱を順にクリック。柱の中ならどこでも構いません(角を狙わなくてよい)。柱でない所を押すと、吸着した点が芯の角になります(柱の無い角はそこで曲がる)。
  4. ④
    最初の柱へ戻ると、一周して置きます。途中で終えるなら右クリックか Enter。開いたまま置くときは「進む向きの左」を内側と見ます。逆なら逆順に。
  • 角も丁字も自動で繋ぎます。開口部は、そこだけ避けて打ってください。
  • U=打った柱を一つ戻す/Esc=打ちかけを捨てる。置いた後は U ひと押しで丸ごと戻ります。

DT(文字記入)=一行の文字を、枠で置く

  1. ①
    小窓に DT →Enter(DT 5=はじめから字高5・DT 右下=基準の指定)。リボン「作成」の【文字】ボタンでも同じです。
  2. ②
    文字の入る枠を、対角の2点でとります(枠の高さが、そのまま字高になります。角はスナップで正確にとれます)。🔑四角を先に描いて選んでから DT=その四角がそのまま枠に(四角は残ります)。🔑表のセルや図枠の中なら、帯の【枠の中をクリック】=一回押すだけで枠に。
  3. ③
    その場で一行を打って Enter=確定(✓ボタン・枠の外クリックでも)。Esc=中止。改行はありません(改行のある注記は MT へ)。
  4. ④
    文字は、選んだ基準のとおりに枠へ付きます(基準【右下】なら枠の右下に、【中央】なら枠のど真ん中に)。

文字の基準(九マス)は、いつでも変えられます

  • 枠の下の帯の九マスを押すと、打っている最中でも変わります。打ちかけの字が、枠の中でその場で動いて見えます(見せたものが本当)。
  • 字高も帯の欄でいつでも直せます(式も打てます。例:7*2)。
  • 🔑字高の欄は、はじめから【紙のmm】です(帯の二択・既定)。3.5 と打てば、1:50 の図面では 175 で置かれ、紙には 3.5mm で刷られます。縮尺の掛け算は道具の仕事。帯に「=図面では 175(1:50)」と結果が出ます。これは打つ時の翻訳で、置いた字は 175 のまま動きません(人が決めた大きさに、道具は触りません)。あとで縮尺を替えても字は 175 のまま=紙に付いてくる字にしたい時は、プロパティ(PR)の「大きさ」で【紙のmm】に付け替えます(選んだ字だけ)。今までどおり図面の単位で打ちたい時は帯の【図面の単位】を押します。
  • 置いた文字はダブルクリックで打ち直せます(回転した文字も、その角度のまま)。

文字の書体=標準・細・太・機械彫刻から選べます

  • 「線種・寸法・文字」の帯(リボンの下)に【書体】の欄が常にあります(画層の欄と同じ作法)。▼を押すと一覧が落ち、各書体の顔で名前が並びます。選ぶと、これから打つ文字の書体が替わります。
  • 置いた文字を選んでから一覧で選ぶと、その文字の書体が替わります(何本でも一度に・Uで戻せます)。選んだ文字の書体は、欄が水色になって名乗ります。プロパティの板の「書体」の行でも見られ、押すと次の書体へ。
  • 帯の【書体】の欄を押すと、棚を一つずつ巡ります(打っている最中でも変わります)。
  • ページ設定の板の「文字の書体」の行でも、名前を押して選べます(各書体の顔で並びます)。
  • 小窓では 書体 機械彫刻(英字なら FONT kikai)。書体 ? で棚の中身が出ます。
  • 機械彫刻=1970年代の機械彫刻用標準書体を再現した書体(f.k 機械彫刻・作者 Kim さん)。φ・±・⌒・∠ や一部の漢字は持っていないので、その字だけ標準の書体で出ます。
  • BIZ UDゴシック・BIZ UD明朝(モリサワ・OFL)も積んであります(Mac・Windows。Web版には積んでいません)。
  • この机の定番も▼に並びます(Mac=ヒラギノ角ゴシック・ヒラギノ明朝/Windows=MS ゴシック・MS 明朝・メイリオ・游ゴシック)。机に無い書体は並びません。
  • 他所の図面が名乗る書体(MS ゴシック・Arial など)は、この机にあればその書体で描き、無ければ標準で代替します(本家の代替フォントと同じ作法)。※Web版は同梱の書体だけです。
  • 自分の書体を使うには、▼の一覧の足元「+ 書体を足す…」で開くフォルダ「書体」にTTF/OTF を置いて、K'Ad を開き直します(▼に並びます。小窓なら 書体 ファイル名)。
  • 選んだ書体は図面の文字スタイル(STYLE)として保存されます=他所のCADでも同じ書体名で開きます。

MT(段落文字)=改行のある注記を、枠の中へ流し込む

  1. ①
    小窓に MT →Enter(MT 5=はじめから字高5)。リボン「作成」の【段落】ボタンでも同じです。🔑四角を先に描いてあるなら、それを選んでから MT=その四角が、そのまま枠になります。(`REC 590,300` と数字で描けば、枠を正確に決められます)※選んだ四角はそのまま残ります(枠として借りただけ)。図枠や表の罫線を枠に使っても、線は一本も消えません。🔑表のセルや図枠の中に書くなら、帯の【枠の中をクリック】へ(Tabでも)。その部屋を一回押すだけで、囲まれた範囲がそのまま枠になります。(表の罫線は通し線なので、セルは「図形」としては選べません。だから部屋のほうを指します)
  2. ②
    文章の入る枠を、対角の2点でクリック。※枠から取るのは幅だけです(=折り返しの幅)。縦は文章が増えれば下へ育ちます。字高は枠の高さでは決まりません。帯の【字高】の欄の値(はじめは 3.5)で打ち始めます。枠が決まると、帯に【幅】と【字高】の欄が並びます。どちらも押してその場で打ち替えられます。
  3. ③
    枠の中へ文章を打ちます。・Enter=改行(文字記入のEnterとは意味が違います)・いちばん下の行で↓を押しても改行になります・幅からはみ出す字は、打っている最中に自動で折り返します(置いた後の姿と、同じ折れ方で見えています)
  4. ④
    直したい所は、ワードと同じように選べます。・枠の中をクリック=そこにカーソルが移ります・押したまま引く=反転(青くなった分が「選んだ分」)・Shift+矢印・Home・End でも、反転を伸ばせます・Ctrl+A(Macは⌘A)=本文をぜんぶ反転・反転したまま打てば置き換え、BackSpace/Delete でその分だけ消えます※引いている途中で枠の外へ出ても、反転は続きます(戻ってくれば繋がります)。
  5. ⑤
    選んだ字は、コピー・切り取り・貼り付けができます(ワードと同じ指)。・Ctrl+C(Macは⌘C)=コピー/Ctrl+X=切り取り/Ctrl+V=貼り付け・メモ帳・表計算・他所のCADからも、そのまま貼れます・反転したまま貼れば置き換え、何も選んでいなければカーソルの所へ入ります※一行の文字(DT)に、改行の入った文章を貼ると、改行は空白ひとつになります(一行の器なので。落として詰めると、次の行が前の行の尻に生えます)。※貼った字は、いま帯で灯っている飾りを着ます(打った字と同じ扱い)。飾りそのものは持ち回りません=クリップボードは、素の字だけを運びます。
  6. ⑥
    飾り(太字・斜体・下線・上線・取り消し線)は、枠の下の帯で。・反転してから押す=その分に掛かります(もう一度押すと外れます)・何も選ばずに押す=これから打つ字に掛かります(ワードと同じ)・太字は Ctrl+B、斜体は Ctrl+I、下線は Ctrl+U(Macは⌘B・⌘I・⌘U)でも。灯っているのが、いまの状態です※太字は、他所のCADでは太くならないことがあります(DXFは書体の名前で太字を表す決まりで、うちは書体名を勝手に足さないことを選びました)。・斜体は、字を15度たおして描きます(字送りは変わりません)・取り消し線は、訂正・削除の印に使います※飾りはDXFの決まりどおりに保存されるので、他所のCADでもそのまま出ます。
  7. ⑦
    字の大きさは、帯の右の【字高】の欄で、その場で変えられます。・欄の単位は既定で【紙のmm】(DTと同じ・帯の二択で【図面の単位】にも)。・押すと今の値が入って開きます(続きから直せます)・式も打てます(例:40/2 → 20)。Enter で決定、Esc で中止※変えると折り返しも一緒に変わります(枠の横幅は変わりません)。
  8. ⑧
    文章を、枠のどの隅に合わせるかは、帯の右の【基準】の九マスで。・押した点に、文章のその隅が来ます(左上・中央・右下…の九通り)・中央を選べば、表のマスのど真ん中に収まります・下を選べば、文章は上へ育ちます(上なら下へ、中なら上下へ)※既定は【左上】です。打っている最中に、いつでも変えられます。※打ち直しのときは出ません(そのときの隅を、そのまま守ります)。
  9. ⑨
    終わり方は三つ。どれでも同じです。・枠の下の【✓ 確定】を押す・Ctrl+Enter(Macは⌘+Enterでも)・枠の外をクリックやめるときは Esc(右クリックでも)。
  10. ⑩
    置いたあとでも、打ち直せます。・段落をダブルクリック=そのまま枠が開いて、続きから直せます・選んで小窓に DDEDIT(または ED)でも同じです・右クリックの献立の【文字を編集】でも開きます・直したら、新しく打つときと同じ終わり方(✓・Ctrl+Enter・枠の外)・Esc なら、元のままで閉じます※空にして確定はできません(元のまま残ります)。消すときは選んで Delete。※傾いている段落は、まだ開けません(Xで分解すると行ごとの文字になります)。

段落文字と、ふつうの文字(DT)の使い分け

  • 一行だけの記号・番号・寸法の添え字 → DT
  • 何行かの注記・仕様書き・凡例 → MTMTなら、あとで幅を変えれば折り返しがついてきます。

他所の図面から来た段落文字

  • 他所のCADの「改行を含む、ひとかたまりの注記」(MTEXT)は、一かたまりのまま開き、保存でも一かたまりのまま返します。書体や字高の指定も、うちでは使いませんが、そのままお預かりして返します。
  • 折り返しの幅も預かるので、向こうのCADと同じ所で折り返して見えます。
  • 触ると「段落文字 3行」のように名乗ります。どの行を触っても全体が掴めます(移動・複製・回転はそのままできます)。
  • 字の大きさは変えられます(選んで右クリック→字高)。
  • 打ち直せます(ダブルクリック)。書体の指定など、うちが使わない飾りもそのままお返しするので、直しても図面は痩せません。※ただし、うちがまだ扱えない飾り(色・字高の倍率など)が入っている段落は、開かずに、その場で理由を言います——直すとその飾りが失われるからです。その場合は X(分解)で行ごとの文字に分ければ、一行ずつ打ち直せます(※分解すると、書体・字高の指定は失われます)。※傾いている段落と、貼り付ける隅が左上でない段落も、まだ開けません。

LE / 引出線

  1. ①
    小窓に LE →Enter。
  2. ②
    矢印の先端をクリック(指したい穴・角にスナップ)。
  3. ③
    折れ点をクリック(そこから水平に着地します)。
  4. ④
    枠の高さをもう1点で(左右に動かすと言葉の出る側が入れ替わります・Enter=前回の字高)。
  5. ⑤
    言葉を打って Enter。

H / ハッチ

  1. ①
    小窓に H →Enter(リボンの「ハッチ」ボタンでも)。
  2. ②
    塗りたい所の【内側を、一回クリック】。それだけで、その場所を囲んでいる形を機械が探して塗ります。中に丸や四角が浮かんでいれば、そこは島として抜けます。
  • 角が丸い形(フィレット・面取り)も、線が交差した部屋も、角がはみ出したままの下書きも、内側を押すだけで塗れます。
  • 探すのは【画面に見えている範囲】だけです。塗りたい所が画面に入るようにしてから押してください。

◆囲まれていない図(線に隙間がある・閉じていない)のとき「囲まれていません」と出て、押した点が1点目になります。そのまま【角を順にクリック→Enter】で囲って塗れます(スナップが効きます・右クリック=一点戻す)。下書きの上や、線が足りない所は、こちらが確実です。

  • 模様は、画面のいちばん下に出る【帯】で選べます。9種の見本が並ぶので、押すだけ。← → のキーでも送れます。押した瞬間、いま囲っている範囲の下見せが、その模様の顔に変わります=塗る前に、図面の上で見くらべられます。(帯はハッチの最中だけ出て、終わると引っ込みます)
  • 品揃えは H ? でも一覧が出ます(H ANSI37 と直に指名も可)。
  • 模様の細かさ(ピッチ)は帯の【ピッチ】で。既定は【自動】=縮尺の分母をそのまま倍率に(模様は紙のmmで決まっているので、1:20 なら ×20 で紙の顔になります。「=紙で 12.7mm」と名乗ります)。数字を打てば手で決められます(式も可)。置いたハッチの倍率はその時の値で決まり、後で縮尺を替えても動きません。
  • 小窓なら H ANSI31 20=斜線を倍率20で(数字を上げると目が粗く)。
  • 模様の線が入らない・多すぎて打ち止め、と出たら倍率を直します(履歴が本数を名乗ります)。

建築記号(記号)=梁・柱・基礎・耐圧盤・レベル・矢視・図面名

施工図でおなじみの記号を、その場で打って置けます。

入口は三つ=リボン「作成」の【記号】/小窓に 記号/フリックの棚。

  1. ①
    画面のいちばん下に【帯】が出ます。左から順に、梁記号・柱記号・基礎記号・耐圧盤記号・レベル記号・矢視記号・図面名の枠。見本の絵が出ているので、押して選びます。
  2. ②
    【紙の字高】と【縮尺】を、帯の欄で決めます。縮尺の既定は【ページ設定】の縮尺です(自動なら紙に収まる縮尺・指名ならその値)。破線・寸法・ハッチと同じ一つの縮尺を読みます=直す場所は一つ。道具に入ったとき、履歴が「ページ設定の縮尺に合わせました」と名乗ります。違えば、ページ設定の縮尺を直すと、破線も寸法もハッチも記号も一度に合います。この図面だけ別の縮尺で置きたいときは、帯の欄か 記号 1:50 で。紙の上(レイアウト)では常に 1:1 です。※PDFから取り込んだ図面(1単位=紙の1mm)は、ページ設定で 1:1 を指名してください。・大きさが合わなければ、置いてから【拡大縮小(SC)】でも直せます。記号は楕円・線・文字なので、ふつうの図形と同じように扱えます。記号は「紙の上で何ミリか」で決まります(JISの常用は 3.5)。図面は実寸なので、1:50 の図面なら 50倍にして置きます。帯には掛け算の答え(=図面で 175)も出ます。※ここが合っていないと、記号だけが極端に大きく/小さくなります。
  3. ③
    置く場所をクリック。スナップが効くので、通り芯の交点にもぴたりと置けます。
  4. ④
    その場で打ちます。Tab=次の欄/Shift+Tab=前へ/↑↓=上下の欄。打つそばから、楕円や枠が中身に合わせて育ちます。
  5. ⑤
    ✓ か Ctrl(⌘)+Enter で確定。Esc=中止(図面は変わりません)。置いた後は【続けて置けます】=次の場所をクリック。終わりは右クリックか Esc。

それぞれの姿と、打つ欄

  • 梁記号  =楕円の中を二本の線で三段に。地中梁天端(枠の外・上)/CON天端/梁符号/梁巾*梁せい(型枠寸法)/打増寸法(枠の外・下)の五つ。
  • 基礎記号 =左に基礎符号、右が上下二段(フーチング下端/フーチング厚)。
  • 耐圧盤記号=四角の中を二本の線で三段(天端レベル/符号/厚さ)。
  • 柱記号  =四角枠に三段(柱符号/断面/配筋)。仕切りません。
  • レベル記号=▽と横線。▽の頂点が、そのレベルの位置そのものです。
  • 矢視記号 =符号(A・B)+矢+直角に折れた切断線の端部。実物の図面から数えて建てた形です。切断線そのものは線(L)で引いてください=長さは図面ごとに違うので、記号の側では持ちません。
  • 図面名の枠 =四角に図面名。
  • 置いた記号は【楕円・線・文字】になります。図面に「記号」という特別なものは住みません=移動・回転・拡大縮小・トリム・画層の入れ替えが、そのまま全部効きます。他所のCADでも、そのまま開けます。
  • U のひと押しで、記号ひと組が丸ごと消えます。
  • 矢視記号は【見る向き】と【頭】を、下の帯から選べます。

◇見る向き=四つ(上・右・下・左)矢視記号を選ぶと、下の帯に矢の絵が四つ並びます。押すだけです。・矢じりが指す方=図面を見る方向・切断線の端部は、その向きから時計回りに90度へ折れます・符号(A・B)は、どの向きでも上を向いたままです=実物の図面がそうなっているからです。斜めに切りたい日は、置いてから回転(RO)で回してください。◇頭(矢じり)=三つ・片羽根  =実物の施工図から数えた形(既定)。切断線の軸が、そのまま矢じりの片側になります。・開いた矢 =左右対称の細い三角。・中抜き三角=ずんぐりした三角(実物の引出線の矢と同じ頂角)。どれが正しい、はありません——製図の規格は、切断線の矢の【形】までは決めていないからです(JIS A 0150・JIS Z 8316 とも矢を置くことは定めますが、形の規定はありません)。事務所ごと・図面ごとの流儀に合わせてお選びください。

  • 小窓からは 記号 梁/記号 1:50/記号 3.5/記号 左 のように、種類・縮尺・紙の字高・矢視の向きを直に指定できます。
  • 通り芯の符号(X1・Y1 の丸)は、この帯ではなく通り芯(GRID)が芯と一緒に立てます(丸は紙で直径 9mm=ページ設定の縮尺で決まります)。

分野を「機械」へ=幾何公差と三角法の記号

帯の左端【分野】の ▲ ▼(または ↑ ↓)で、建築/機械/電気/設備を行き来します。

その分野の中の記号は、【記号】の ◀ ▶(または ← →)で前後へ送れます。※縦が分野・横が記号=頭の中にツリーが描けるように、指の向きを揃えてあります。(もちろん、記号のカードを直接押しても選べます)

機械の棚には、いま二つの家族が住んでいます。

  • 幾何公差の記入枠(JIS B 0021)=14種。真直度・平面度・真円度・円筒度・線の輪郭度・面の輪郭度・平行度・直角度・傾斜度・位置度・同軸度・対称度・円周振れ・全振れ。枠は共通(記号|公差値|データム)で、違うのは記号の絵だけ。形状公差の四つ(真直・平面・真円・円筒)はデータムを持たないので、その升は出ません。枠の高さ=字高の2倍・記号の升は正方形(規格の作法)。記号の絵は線と円で描くので書体に頼らず、どの机でも同じ顔で出ます。
  • 三角法の投影記号(JIS Z 8316/ISO 5456-2)=第三角法と第一角法の二つ。円錐台を正面から見た台形と、小さい端から見た二重円の絵です。・第三角法(日本の主流)=左に二重円、右に台形(短い辺が円の側)・第一角法(欧州の主流)=左に台形(短い辺が外側)、右に二重円大きさは【紙の字高】=小さい円の直径(3.5 なら大円 7mm・記号の高さ 7mm)。打つ欄はありません=置く場所をクリックして、✓ か Enter で置きます。表題欄の所定の位置に置く記号です(矢示法で描いた図面では要りません)。
  • 小窓からは 記号 第三/記号 第一/記号 三角法/記号 真直度 のように名指しできます。

分野を「電気」へ=配線用の図記号(住宅の内装)

間取りに描く電気の記号です(JIS C 0303 構内電気設備の配線用図記号)。

※回路図の記号(JIS C 0617)とは別の規格です。あちらは制御盤の中身の図です。

いま九種が住んでいます:コンセント/点滅器(スイッチ)/照明(白熱灯)/シーリング/ダウンライト/蛍光灯/換気扇/分電盤/ルームエアコン。

  • 大きさは【紙の字高】=丸の直径(3.5 なら紙で 3.5mm の丸)。三角法の記号と同じ物差しです=家の中で二度覚えなくて済みます。
  • 傍記(記号の右に書く小さな字)は、要るときだけ打ちます。空のままでも置けます——規格が「15A 125V は傍記しない」と決めているからです。コンセント … 2(2口)/E(接地極付)/ET(接地端子付)/WP(防雨形)/20A点滅器   … 3(3路)/4(4路)/2P(2極)/P(プル)/L(確認表示灯)照明    … 100(ワット)/蛍光灯なら F40 のように
  • 塗りつぶし(コンセントの上半分・点滅器の丸・分電盤の三角)は、ハッチの「塗りつぶし」として置かれます=拡大しても縁は本物の円のままです。※コンセントを上半分だけ塗るのは、規格が「壁側を塗る」と決めているためです。
  • 小窓からは 記号 コンセント/記号 点滅器/記号 分電盤 のように名指しできます。

分野を「設備」へ=給排水・衛生の図記号

配管の弁と、排水の桝です(国土交通省の公共建築設備工事標準図に合わせています)。

※設備には、電気の JIS C 0303 に当たる一つの規格がありません。実務ではこの標準図と、空気調和・衛生工学会の図記号が共通語として使われています。

いま十二種が住んでいます:弁 … 仕切弁(GV)/バタフライ弁(BV)/玉形弁(SV)/逆止弁(CV)/ボール弁(BAV)/コック(CK)/埋設弁桝 … トラップ桝(T)/インバート桝/ため桝/公共桝(公)/グリース阻集器(GT)

  • 弁の四つ(GV・BV・SV・BAV)は、形がまったく同じ蝶(ちょう)です。見分けるのは右上の符号だけ——これは標準図がそう決めているからで、符号は記号の一部として最初から入っています(打つ必要はありません)。
  • 傍記(呼び径など。例 20A や 50×25)は、要るときだけ打ちます。空でも置けます。
  • 記号は単独で置きます。前後に伸びる管の線は含みません(置く場所には、もう管が引いてあるはずなので)。
  • 小窓からは 記号 仕切弁/記号 ため桝 のほか、図面で読んでいる符号のままGV・BV・SV・CV・BAV・CK・GT でも呼べます(日本語入力を切らずに打てます)。