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10. 修正の手順

TR / TRIM(トリム)TR → Tab】囲いの中を、一手で消すいちばん確実な手順もう一本の道=内側をクリックDIV / DIVIDE(分割点)EX / EXTEND(延長)O / OFFSET(複線)F / FILLET(フィレット)/CHA(面取り)CO / COPY(複製)/M / MOVE(移動)S / STRETCH(ストレッチ)いちばん多いつまずき=線が「折れる」RO / ROTATE(回転)SC / SCALE(拡大縮小)MI / MIRROR(鏡像)AR(配列)/PAR(円形配列)拾い(ひろい/HIROI/BOM)拾い 表 / 拾い CSV表(ひょう/TABLE)よけ(ヨケ/YOKE)ISO / アイソメAPPINT / 仮想交点J / JOIN(結合)LIST / 名札PR / プロパティ(数値の打ち替え)
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TR / TRIM(トリム)

  1. 小窓に TR →Enter。
  2. 基準線(ここまで刈る、の境界)をクリック。何も選ばずに Enter=全図形が基準線になります。
  3. 刈りたい線にカーソルを寄せると、赤い下見が出ます。クリック=その部分を刈る。Enter=終了。
  • 先に図形を選んでから TR=「一括トリム」。選んだ線からはみ出した部分を、Enter一発でまとめて刈ります。(これを「城攻め」と呼んでいます=外へはみ出した分を追い出す)
  • 基準線にできるもの=線・円・円弧・ポリライン・楕円・スプライン。曲線までピタリと刈れます(寸法や文字は基準線になりません)。
  • 刈られる側=線・円・円弧・楕円・ポリライン・スプライン。楕円を刈ると楕円弧に、閉じたポリラインを刈ると開いた一本になります。
  • スプラインも切れます。切っても形は一ミリも変わりません(曲線の骨を、同じ道を通るように作り直しています)。ただし、切った一片は「通過点」の記録を手放します=切ったあとは、その一片の通過点には吸い付きません(両端は今までどおり掴めます)。閉じたスプラインは、まだ切れません(そのときは理由が出ます)。

TR → Tab】囲いの中を、一手で消す

一括トリムの、ちょうど裏返しです。

一括トリムが「囲いの外のはみ出し」を追い出すのに対して、

こちらは「囲いの中に入っている分」を消します。

同じ用事の裏表なので、道具もトリムの中に同居しています。

いちばん確実な手順

  1. 囲いの線(円や四角)をクリックして選びます。四角のように何本かでできた囲いは、線を2度押しするとつながっている分をまとめて選べます。
  2. リボンの「トリム」(小窓に TR →Enter でも同じ)。
  3. Tab を押すと「中を消す」へ切り替わります。もう一度 Tab で、刈るほうへ戻れます。
  4. 消える分が赤くなり、囲いが琥珀色で縁取られます。Enter=実行。Esc=やめる。

※Tab は、閉じた囲いを選んで入った時だけ出ます。出ない時は、囲いがどこかで切れています。

もう一本の道=内側をクリック

小窓に「中を消す」→Enter(フリックの棚にもあります)。

何も選ばずに呼ぶと、内側を一回クリックして囲いを探します。

⚠️ただし、線が囲いを横切っていると、その区切りごとの小さな部屋になります(横切った線が仕切りになるため)。中の線をまとめて消したい時は、上の【いちばん確実な手順】へ。

  • 囲いをまたいでいる線は、囲いのところで切ってから、中の分だけ消えます(先にトリムしておく必要はありません)。
  • 丸・四角・角の丸い形・組み合わせた形、どれでも囲いになります。
  • 閉じたスプラインや楕円も囲いになります(曲線の中も一発で)。
  • 中に浮かんでいる形(島)の中身は消しません。
  • 文字や寸法は切れないので、まるごと中に入っている時だけ消えます。またいでいる分は残し、その数を履歴で知らせます。
  • U ひと押しで、まとめて元に戻ります。

DIV / DIVIDE(分割点)

  1. 小窓に DIV →Enter。②割りたい図形をクリック。
  2. 分割数を小窓へ(例 4)→Enter。等間隔に点が並びます。
  • 線・円・円弧・ポリラインを割れます。ポリラインは全長を弧長で等分します(辺の数ではありません)。閉じた形はちょうど count 個・開いた形は両端に置かず count-1 個。

EX / EXTEND(延長)

  1. 小窓に EX →Enter。
  2. 基準線をクリック(何も選ばず Enter=全図形)。
  3. 延ばしたい線の、延ばしたい側をクリック(緑の下見が出ます)。Enter=終了。

O / OFFSET(複線)

  1. 小窓に O 150 →Enter(=150離れた平行線)。
  2. 産みたい側に線が映ったらクリック。連続で産めます。数字→Enter=間隔の変更。右クリック=終了。

円・弧は同心円になります。

  • ポリライン(四角も)は、丸ごと平行に太ります/細ります。角の始末は自動です=壁の下書きが一手でできます。角が丸い四角も、Rが育って(縮んで)ついてきます。⚠️内側へ入りきらない間隔は、理由を言って断ります。⚠️円弧が角をなしている形だけは、まだ複線できません。

F / FILLET(フィレット)/CHA(面取り)

  1. F 15 →Enter(半径15)/CHA 10 →Enter(10切る)。
  2. 1本目の線をクリック。
  3. 2本目の線を、残したい側でクリック。
  • ポリライン(四角も)の角も、同じ手で丸められます。②③で、同じポリラインの隣り合う二つの辺をクリック。⚠️図形は一本のまま増えません(弧はポリラインの中に入ります)。半径0(角つなぎ)は線どうし専用です——ポリラインの角はもう繋がっているので、R か 面取りの寸法を先に決めてください。隣が円弧の角は、まだ作れません(画面が理由を言います)。

CO / COPY(複製)/M / MOVE(移動)

  1. 図形を選ぶ→小窓に CO(複製)か M(移動)→Enter。
  2. 基点をクリック(掴む場所。柱の角などスナップの効く点を)。
  3. 行き先をクリック(@1000,0 のように数字でも)。

複製は連続で貼れます。右クリック=終了。別のタブへも

貼れます。

S / STRETCH(ストレッチ)

「この壁を200奥へ」——囲んだ側の端だけを伸ばす道具です。

  1. 小窓に S →Enter(リボンの「ストレッチ」でも)。
  2. 伸ばしたい端を、交差窓で囲みます。一つ目の角をクリック→対角をクリック(押したまま引いて放してもOK)。
  3. 基点をクリック(柱の芯などスナップの効く点を)。
  4. 伸ばす先をクリック。200 →Enter のように数字でも、@200,0 のように座標でも指定できます。直交ON=水平・垂直にぴたり(実務ではほぼこれ)。
  • 窓に丸ごと入った図形は、丸ごと動きます(=移動と同じ)。
  • 窓に半分だけ掛かった線は、囲まれた側の端だけが動く=線が伸び縮みします。これがこの道具の本体です。
  • 寸法も一緒に伸びて、数字が自分で変わります(4550が4750に)。壁と寸法を一緒に囲むのがコツ。
  • 円・円弧・楕円・文字・部品は、形を変えずに丸ごと動きます(中心や挿入点が窓の中に入っていれば)。
  • ハッチ(塗り)は、丸ごと囲んだ時だけ動きます。形が変わる塗りは作りません——形を直してから塗り直すほうが確実です。
  • Esc・右クリック=一手だけ戻ります(図面は無傷)。

いちばん多いつまずき=線が「折れる」

半分だけ掛かった線は、囲まれた側の端だけが動きます。だから

斜めへ置くと、その線は斜めになります(縦の壁が傾く)。

操作を間違えたのではなく、そういう道具です——ほかのCADでも

同じことが起きます。

  • F8(直交)を点ければ、水平・垂直だけに動きます。実務の「壁を200奥へ」は、ほぼ必ずこれです。
  • 置く前に画面が教えます——伸ばす先を探している間、角度が変わる線は琥珀色で下見せされ、カーソル脇の札が「このまま置くと琥珀の線の角度が変わります」と言います。琥珀が出たら、F8を押すか、窓を取り直してください。
  • 角度を保ったまま1本だけ伸ばしたい時は、この道具ではなくつまみ(線を選んで端の青い四角を掴む)か、EX(延長)が向いています。

RO / ROTATE(回転)

  1. 選ぶ→RO →Enter。②回転の基点をクリック。
  2. 回してクリック。数字+Enter=角度の指定。線に触れると、その線の向きを拝借できます。

SC / SCALE(拡大縮小)

  1. 図形を選ぶ→SC →Enter(リボンの「拡大縮小」でも)。
  2. 基点をクリック。⚠️この点だけが動きません。どこを押さえるかで、伸びる向きが変わります(部材の左下を押さえれば、右上へ育ちます)。
  3. 引いて倍率を決めてクリック/数字+Enter(例 2 / 0.5)。薄い輪が「×1.00」の目印です。輪の外へ出れば拡大、内へ入れば縮小。倍率はカーソルの脇に出ています。式も打てます(3640/2 = 1820倍…ではなく、1820)。

※文字の大きさも、寸法の矢も、ハッチの模様も、ブロックの尺度も、一緒に伸び縮みします(図面の住人はみんな一緒に)。

※図面ぜんぶの物差しを取り替えたい時は CAL(実寸合わせ)。あちらは寸法スタイルや破線の目盛りまで一緒に伸びます。

※裏返したい(鏡写し)ときは MI。SCは正の倍率だけです。

MI / MIRROR(鏡像)

  1. 図形を選ぶ→MI →Enter(リボンの「鏡像」でも)。
  2. 鏡の軸の1点目をクリック(柱の芯などスナップの効く点を)。
  3. 2点目をクリック=軸の反対側に鏡像が生まれます。直交ON=軸が水平・垂直にぴたり(左右対称の間取りはこれ)。

元の図形は残ります。元を消したい時は、置いた直後は元が

選択されたままなので、そのまま E(削除)=「移す鏡」に。

文字は鏡に映しても読める向きのまま=図面の注記が裏文字に

なりません(実務のCADの標準と同じ作法)。

AR(配列)/PAR(円形配列)

  • AR 3,4 →Enter=3行4列。基点→「隣の一個を置きたい位置」をクリック=そのずれが縦横の間隔になります。左や下へ配りたいときは、基点の左下を指すだけ。
  • PAR 8 →Enter=円周に8個。中心をクリック。PAR 8 180=180度の扇に8個。PAR 8 360 N=回さず配る。

拾い(ひろい/HIROI/BOM)

図面に置いたブロック配置を名前で数え上げます。

建枠1800×48・筋交×90——現場で言う「拾い出し」。

表はログに読み上げ、名前と個数はクリップボードへ。

NumbersやExcelのセルに⌘Vで二列に並びます

=そのまま発注・積込みリストの当たりに。

拾い 表 / 拾い CSV

「拾い 表」=集計表(名前|個数|合計)を図面に建てます。

枠がカーソルについてくるので、左上を置きたい所でクリック。

実体はTEXTと線=DXFで渡してもよそのCADでそのまま読め、

仮設計画図として出す紙にそのまま載ります。Uひと押しで

表ごと戻せます。字の大きさは「拾い 表 5」のように指定可

(無指定は寸法の文字高に合わせます)。

「拾い CSV」=カンマ区切りのファイルに書き出します。

表(ひょう/TABLE)

凡例・訂正欄・材質表・仕上表——枠を決め、文字を入れる。

表 貼り付け=NumbersやExcelでコピーした表(範囲を

選んで⌘C)を、そのまま図面に建てます。数字だけの列は

右に桁が揃います。直したい時はExcelで直してもう一度。

表 5 3=5行3列の枠を、その場で組みます。左上を置く

場所をクリックすると、格子が出て、すぐ打てます。Tab=次のセル/Shift+Tab=前のセル(端は回ります)↑↓=上下のセル/Enter=下の行/←→=セルの中の字確定=枠の下の「✓ 確定」か Ctrl(⌘)+Enterやめる=Esc(図面は一ミリも変わりません)

打つほど列の幅は中身に合わせて伸びます=いま見えて

いる格子が、そのまま置かれる姿です。

字の大きさは「表 貼り付け 5」「表 5 3 7」のように末尾で

指定できます(無指定は寸法の文字高に合わせます)。

建った表はただの文字と線=移動も画層替えもDXF渡しも

いつもの道具のまま。Uひと押しで表ごと戻せます。

よけ(ヨケ/YOKE)

「よけ 寸法」=窓・交差選択が寸法を拾わなくなります。

足場図などから図形だけを窓で掴んで、複製や配列複写の

材料にしたい時に。単クリック選択は今までどおり

=寸法だけ触りたい時の道は塞ぎません。

もう一度「よけ 寸法」で解除。よけている間は

カーソルの案内札がその旨を言い続けます。

ISO / アイソメ

  1. 図形を選ぶ→ISO →Enter。②図の基点をクリック。
  2. 貼る先をクリック=等角図の角度へ傾いた写しが置かれます(原図はそのまま)。F5 で面(左・上・右)を回せます。

※いま運べるのは線分です(円・弧・文字・寸法はこれから)。

APPINT / 仮想交点

線を2本以上選んで右クリック→「仮想交点」(APPINTでも)。

線を伸ばし合った交点に、点を出します。

⌥クリックで基準を一本ずつ足し外し・Esc=やめる。

J / JOIN(結合)

一直線で端が接している線を選んで J →Enter=一本に。

LIST / 名札

図形を選んで LIST →Enter=中身(種類・画層・色・線種・

座標・長さ)を履歴に読み上げます。

じっくり見る・着せ替えるなら PR(プロパティの板)を。

PR / プロパティ(数値の打ち替え)

図形を選んで右クリック→「プロパティ」(PRでも)=板が開き、

1本選びなら下の段に「ジオメトリ」(座標・大きさ)が並びます。

  • 枠のある欄=押すと、その場の欄が受付に。数字を打ってEnterで、図形そのものが変わります(円の半径・直径・面積、文字の字高・回転・位置、線分の始点・終点)。式も打てます(例 3640/2)。U で戻せます。
  • 灰色の欄=読むだけ(線分の長さ・角度など。どちらの端を動かすか決められない数は、受けません)。
  • 文字の「内容」を押すと、その場の打ち直し(DDEDIT)が開きます。